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~コンサルティング会社初~
「ISO39001(道路交通安全マネジメントシステム)」のパイロット審査を受審します

2011年12月20日

MS&ADインシュアランス グループの株式会社インターリスク総研(社長:近藤 和夫)は、2012年11月に発行される新たな国際規格「ISO39001(道路交通安全マネジメントシステム)」のパイロット審査受審に向けた取組みを開始しました。パイロット審査受審は来年1月下旬を予定しており、コンサルティング会社の参加は初となります。

当社が自ら審査を受けることで、自社の交通安全の推進のみならず、「ISO39001」の認証取得に向けたノウハウを蓄積し、交通事故防止に資するコンサルティングメニューの開発に役立てていきます。

なお、お客さま向けの「ISO39001」認証取得支援コンサルティングメニューについては、来年5月以降の提供開始を予定しています。
当社は、今後も、道路交通安全へ貢献するとともに、より実効性の高いコンサルティングサービスを提供していきます。

1.「ISO39001(道路交通安全マネジメントシステム)」とは

「交通事故による死亡者と重大な負傷者を根絶すること」を究極の目的として、道路交通安全について組織が取組むべき基本的事項を定めた新たな国際規格で、2020年までに、全世界で10万件の認証を目指しています。来年2月に予定されている国際標準化機構(ISO)の国際会議を経て、2012年11月に正式発行される見込みです。
「ISO39001」の対象は道路交通安全に関わるすべての組織であり、運送(バス・トラック・タクシー)事業者はもとより、営業車を保有している企業、自動車メーカー、道路の設計・製造・運用等に関わる建設会社や国、地方公共団体、駅・空港・遊園地やスーパーマーケットなど幅広い範囲に及びます。

2.「ISO39001」の活用による効果

「ISO39001」の活用には、道路交通安全の推進に伴う以下のような効果が見込まれています。

  • 人命の尊重
  • ビジネス機会喪失の低減
  • 物損、保険コストの削減
  • ブランド価値の向上 など

3.パイロット審査について

「ISO39001」は他のISO規格にない初めての試みとして、国際規格案段階の規格を用いたパイロット審査を実施しています。この審査は、より使いやすく実効性の高い規格の策定に向けて、ユーザー意見を収集することを目的としています。

4.当社の取組み概要

交通事故ゼロを目指すお客さまの取組みを支援する「交通事故防止・削減コンサルティング」分野での認証取得に向けて、パイロット審査受審の準備を進めています。
具体的な取組みとして、「ISO39001」の観点から、現在の業務内容を整理するとともに、事故防止コンサルティングメニューの実効性の向上に向けたサービス実施体制・社内環境の整備、効果検証・改善のための仕組みづくりを行っています。

以上

本件に関するお問い合わせ先

株式会社インターリスク総研

コンサルティング第四部 林田 顕 TEL:03-5296-8915