トピックス

サプライヤーのBCP/BCMレベル向上サービスのリニューアル
~システムを活用したサプライヤーのBCM自走化の支援と管理の仕組み構築~

2024年4月30日

MS&ADインターリスク総研株式会社

MS&ADインシュアランス グループのMS&ADインターリスク総研株式会社(社長:一本木 真史)は、大災害等を想定した「サプライチェーン強靭化」を支援する、サプライチェーンを構成する各サプライヤーのBCP/BCMレベル向上サービスをリニューアルし、システムを活用してサプライヤーのBCM取組の自走化支援・管理を遂行するソリューションの提供を開始します。

  • BCP:事業継続計画(Business Continuity Plan)
  • BCM:事業継続マネジメント(Business Continuity Management)

1. サービスの背景

地震、水害、新型コロナウイルス等の発生でサプライチェーンが途絶した経験を受け、企業でも「サプライチェーン強靭化」対策の重要性は十分に浸透しており、完成品在庫や部品在庫の積み増し、調達先の複数化、サプライチェーンの「見える化」や、素早く情報を収集する仕組みの構築等様々な対策を着々と進めています。

一方、「サプライチェーン強靭化」を図るためには、サプライチェーンを構成する各サプライヤーのBCPレベルの向上対策も必要不可欠ですが、サプライヤーの数が多い事や支援に時間がかかる等の理由から、これらの対策には十分に取り組めていないのが現状です。

このような課題を解決する方策として、システムを活用して各サプライヤーのBCM取組の自走化を支援し管理を遂行するソリューションを提供します。

2. サービスの概要

(1)サービスの概要

本サービスの概要は以下のとおりです。

  項目 概要
(1) 現状把握
支援
サプライヤーのBCM取組の現状把握を支援。例えば以下を実施
 ①立地リスク診断:住所から各サプライヤーのハザードマップリスクを診断
 ②対応レベル診断:アンケートから各サプライヤーのBCPレベルを診断
(2) 戦略構築
支援
サプライヤーのBCPレベル向上を実現する戦略構築を支援。例えば以下を実施
 ①サプライヤーごと支援レベル(支援の優先順位)の整理
 ②支援レベルごと支援内容(支援項目や求めるマイルストーン、支援の提供方法、進捗管理方法等)の整理
(3) 施策実行
浸透支援
戦略に沿った支援策の実行・浸透を支援。例えば以下を実施
 ①支援レベルに応じたツールの作成
 ②支援レベルに応じた研修・ワークショップ等のイベント企画・運用

システムを活用した以下支援を実施
③各サプライヤーの自走化を支援するシステムの提供(「レジリード」:BCMサイクルの半自動化による簡易化や個別相談環境を提供)
④システムを活用した各サプライヤーのBCMレベルのモニタリング

※レジリードの概要はこちら

(2)リニューアルの特徴

従来のサービスに加え、システムを活用して各サプライヤーのBCM取組の自走化を支援し、管理を遂行するソリューションを提供します。

(システムを活用したBCM自走化支援と管理のイメージ)

リニューアルの特徴

(3)費用

サプライヤーのBCP/BCMレベル向上策の具体的内容は各企業によって大きく異なりますので、個別にお見積りします。

以上