2022年1月20日
東北大学大学院国際文化研究科
MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社
MS&ADインターリスク総研株式会社
東北大学大学院国際文化研究科における寄附講義の開講について
2022年2月3日より東北大学大学院国際文化研究科は、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社(取締役社長 グループCEO:原 典之)とMS&ADインターリスク総研株式会社(社長:中村 光身)の寄附を受けて、寄附講義「プロジェクトリスクマネジメントⅡ」を開講します。
今年度で3回目を迎える本寄附講義は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、グローバル人材育成や知の創出に資することを目的として開講するものであり、MS&ADインシュアランス グループはその趣旨に賛同し、サステナビリティ活動の一環として協力するものです。
東北大学は、「東北大学復興アクション」と「社会にインパクトある研究」を両輪とする「東北大学版SDGs」を新たな社会連携の取り組みとして位置づけております。「社会にインパクトある研究」では、持続可能で心豊かな社会の創造のため、持続可能環境の実現、安全・安心な社会の構築などを掲げ、社会連携による多様なセクターとのパートナーシップのもと、SDGsの達成に貢献します。
また、MS&ADインシュアランス グループでは、2018年度にスタートした中期経営計画「Vision 2021」において、2030年に目指す社会像として「レジリエントでサステナブルな社会」を掲げました。社会を取り巻く多様なリスクや社会的課題に向き合い、安定した人々の生活や活発な事業活動を支えるビジネスモデルの推進によって持続的に成長し、SDGsの達成に貢献していきます。
【講義の概要】
1. 特徴
本講義では、社会におけるリスクとその対策および持続可能な開発についての理解を深めることを目的に、保険事業やリスクマネジメント理論に加え、SDGsに関するトピックを幅広くテーマとし、大学教員コーディネートのもと、当該分野の専門家やMS&ADインシュアランス グループの役職員がゲストスピーカーとして講義を行います。
2. 講義の内容
- (1) 講義名
- 「プロジェクトリスクマネジメントⅡ」(集中講義)
リモートでの開催となります。
- (2) 担当
- 東北大学大学院国際文化研究科 劉 庭秀教授
- (3) 単位
- 2単位
日付 | 講師名 | 所属 | 講義テーマ |
---|---|---|---|
2月3日(木) | 劉 庭秀 | 東北大学大学院国際文化研究科 教授 | イントロダクション |
平賀 暁 | マーシュブローカージャパン取締役会長 日本保険仲立人協会 理事長 |
グローバルリスクマネジメントと保険 | |
中川 淳 | MS&ADインターリスク総研 基礎研究部 上席研究員 |
ESG・インパクト投資 | |
杉澤 登 | MS&ADインターリスク総研 基礎研究部 シニア研究員 |
認知症の現状と予防 | |
齋藤 哲夫 | MS&ADインターリスク総研 基礎研究部 エコノミスト |
コロナは世界をどのように変えたか | |
2月4日(金) | 須藤 勝義 | 日本環境衛生センター 総局 国際協力部 部長 |
開発途上国における汚水・汚泥管理 |
鈴木 弘幸 | 日本環境衛生センター 研修事業担当 事業推進役 |
プラスチック資源循環促進法がもたらすこれからの消費者、自治体、企業の役割について ~地域SDGsの視点から~ | |
佐藤 一朗 | JICA東北 次長 | 開発途上国における災害リスクマネジメントとリスクファイナンス | |
土居 英一 | MS&ADインターリスク総研 基礎研究部 上席研究員 |
人工知能のいま | |
新納 康介 | MS&ADインターリスク総研 基礎研究部 基礎研究グループ長 |
途上国向けの金融サービス | |
2月5日(土) | 小林 雪治 | JICA東北 所長 | 東北からSDGs ~JICAの取り組み~ |
森谷 裕司 | JICA東北 地域連携参事 | 開発途上国支援の実務者から見た実践的リスクマネジメント | |
劉 庭秀 新保 奈穂美 |
東北大学大学院国際文化研究科 教授 特任講師:本務先 兵庫県立大学 |
都市における農(urban gardening)とSDGs | |
劉 庭秀 眞子 岳 |
東北大学大学院国際文化研究科 教授 東北大学大学院国際文化研究科 特任助教 |
SDGsと水 | |
劉 庭秀 | 東北大学大学院国際文化研究科 教授 | レポート課題提示 |
以上