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保育/教育現場向け、熱中症の予防と対策を学ぶ研修の提供開始
~熱中症が重症化しやすい乳幼児、子どもを預かる事業者対象~

2024年8月2日
MS&ADインターリスク総研株式会社

MS&ADインシュアランス グループのMS&ADインターリスク総研株式会社(代表取締役社長:一本木 真史)は、熱中症が重症化しやすい乳幼児、子どもを預かる事業者に対し、熱中症の予防と発生時の対策を学ぶ研修の提供を開始しました。

1. 背景

気候変動の影響などにより国内の熱中症による死亡者数は増加傾向が続いています。熱中症対策を一層推進するため、気候変動適応法及び独立行政法人環境再生保全機構法の一部が改正(改正気候変動適応法)、令和6(2024)年4月1日から全面施行され、熱中症対策の総合的かつ計画的な推進を図るための「熱中症対策実行計画」の強化が図られました。特に重症化しやすい乳幼児等への熱中症予防と対策は、熱中症対策実行計画の8つの具体的施策に含まれているため、乳幼児、子どもを預かる施設においては、熱中症の予防と発症時の対策を周知し実施する必要があります。

表 熱中症で救急搬送された子どもの数の推移

表 熱中症で救急搬送された子どもの数の推移
少年:満7歳以上、満18歳未満

出典 令和5年度消防白書 熱中症による救急搬送状況の年別推移を参考に当社作成

2. サービス概要

(1) 特長

熱中症はたとえ軽症であっても、体調の回復に時間を要する場合があります。熱中症による子どもの死亡者数を減少させるには、まずは救急搬送に至らないための平時からの予防策が重要です。そして、万が一に備え、119番通報する際の判断の目安と、救急車が到着するまでに実施する緊急対応を知っておくことも重要です。本研修では、熱中症に関する予防策や緊急時の対応などについて学習いただけます。

(2) 研修の概要

0歳から小学校6年生までの特性をふまえた、全職員向けの研修です。
演習を含んでいる為、原則オンラインではなく、対面での研修となります。

対象
  • 保育所、幼稚園、児童福祉施設等の関係団体や個別事業者
  • ベビーシッター等、居宅訪問型保育を運営している事業者
  • 0歳から小学校6年生までが所属するスポーツクラブや塾等の事業者 等
内容
  • 熱中症の概要(熱中症と暑さ指数(WBGT)について)
  • 熱中症と子ども(子どもの身体と熱中症の関連について説明)
  • 熱中症の事例
  • 熱中症予防のポイント
  • 応急処置と手当てのポイント
研修の概要
研修の概要

(3) 費用

90分~120分/回の研修で192,500円~(税込)円(交通費等実費は別途)となります。

以上