「防検サイバー」がサイバーセキュリティお助け隊サービスとして登録されました
2021年4月15日
MS&ADインターリスク総研株式会社
MS&ADインシュアランス グループのMS&ADインターリスク総研株式会社(社長:中村 光身)が提供する次世代エンドポイントセキュリティ(EDR)・セキュリティ監視サービス 「防検サイバー」が、独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)の登録する「サイバーセキュリティお助け隊サービス」として、登録されました。
本制度は、経済産業省およびIPAが2019年度・2020年度に実施した実証事業「サイバーセキュリティお助け隊事業」を通じて得られた知見等から中小企業向けのセキュリティサービスが満たすべき基準を定め、基準に適合するサービスを登録する制度です。
防検サイバーは「サイバーセキュリティお助け隊マーク」を付与され、中小企業が無理なくサイバーセキュリティ対策を導入・運用することができるサービスとして登録されたこととなります。
MS&ADインシュアランス グループは、今後もグループ各社のノウハウを結集し、多様化するお客さまニーズに応える商品・サービスの開発を積極的に進めていきます。
1. サイバーセキュリティお助け隊サービス制度の背景
IPAでは、2019年度及び2020年度に、サイバー攻撃に遭った際の事後対応策支援を中心とした、中小企業向けサイバーセキュリティ対策支援の仕組みの構築を目的とした実証事業「サイバーセキュリティお助け隊事業」を実施し、実証事業で得られた知見、及びサプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム(SC3)中小企業対策強化WGにおける議論等に基づき、中小企業向けのセキュリティサービスが満たすべき基準「サイバーセキュリティお助け隊サービス基準」及びサービス内容の審査(確認)を行う機関(サービス審査登録機関)が満たすべき基準「サイバーセキュリティお助け隊サービス審査登録機関基準」を制定しました。
IPAは、サービス基準を充足するサービスに「サイバーセキュリティお助け隊マーク」を付与することで普及を促進し、幅広い中小企業において無理なくサイバーセキュリティ対策を導入・運用することを支援していく制度として立ち上げられたものです。
<独立行政法人情報処理推進機構HP サイバーセキュリティお助け隊サービス>
https://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/sme/otasuketai/index.html
2. 防検サイバーの概要
■ 防検サイバーは検知モード/防御モードの2種類の動作をご選択いただけます。
- 検知モードではマルウェアの挙動を検知・分析し、お客さまの端末管理者、端末ユーザーへアラートを送信します。
- 防御モードでは検知に加え、脅威があると判断した場合、自動で当該プロセスの停止や実行ファイルの隔離といった防御を行います。
■ 端末に導入する防検サイバーエージェントと、管理サーバーのAI&アナリストによる多角的な監視でマルウェアを検知します。
■ マルウェア関連の詳細ログは保存され、過去にさかのぼりインシデント調査可能となります。
■ 本サービスをご利用のお客さまについてはお客さまを被保険者とするサイバーセキュリティ保険が自動付帯されます。
また、企業においては事業内容や経営戦略に即して最適なサイバーセキュリティ対策を講じていくことが望まれますが、当社グループでは、サイバーセキュリティ対策フレームワークの各項目に対応するソリューション(セキュリティ対策のコンサルティングや保険の導入等)を“サイバーセキュリティ・MS&ADプラットフォーム”としてまとめ、お客さまの実態に即したメニューをご提供しております。
添付別紙:サイバーセキュリティ・MS&ADプラットフォームについて
3. 今後の展開
今後、「防検サイバー」はサイバーセキュリティお助け隊サービスの要件を満たすサービスとしてIPAに登録されます。幅広い中小企業において無理なくサイバーセキュリティ対策を導入・運用できるサービスとして、よりサービス品質を高め、普及促進に努めてまいります。
<防検サイバー 専用ページ>
https://www.irric.co.jp/lp/boukencyber/