~広域災害時における全社の初動対応の実効性向上を支援~
広域災害時の初動対応における全社統括機能を強化するサービスを開始
2026年03月11日
MS&ADインターリスク総研株式会社
MS&ADインシュアランスグループのMS&ADインターリスク総研株式会社(代表取締役社長:宮岡 拓洋)は、広域災害発生時に、企業の本社(対策本部)が各拠点の被災状況を俯瞰的に把握し、各拠点の初動対応を統制・支援する「全社統括機能」の構築・強化を目的としたコンサルティングサービスの提供を開始しました。
1. 背景
地震や水害等の広域災害により複数の拠点が被災した場合、本社は被災の全体像(各拠点の被災状況等)を把握したうえで、被災拠点が主体的に実施する人命安全確保活動等「拠点統括機能」の後方支援、社内外への情報発信等の「全社統括機能」を果たすことが求められます。本社がこれらの機能を果たすためには、本社と各拠点の対応事項や、本社と各拠点間で共有すべき情報項目の整理が必要不可欠ですが、加えて、広域災害により大混乱が発生する状況を想定して、適切に各種対応が遂行できるような手順やツール等を準備することも重要です。
当社では、こうした「全社統括機能」の準備が十分に浸透していない企業が多い現状を踏まえ、今般、機能の構築・強化を支援するサービスをリリースしました。
2. 全社統括機能の強化サービスの概要
(1)本社や各拠点の対応項目や共有すべき情報項目等の整理
主に以下の内容を整理します。
| 対応主体 | 対応項目 | 整理すべき主なポイント | ||
|---|---|---|---|---|
| 本社・ 対策本部 (全体統括機能) |
経営層 | 状況把握 | 本段階で報告を受ける情報項目※1 | |
| 経営判断 | 本段階で必要な判断項目 | |||
| 事務局 | 状況把握 | 拠点の状況把握 | 状況を把握すべき対象拠点や優先順位等の基準 | |
| 把握すべき情報項目※2 | ||||
| 経営への報告 | 経営への報告ルール (情報項目、ツール、タイミング等)※1 | |||
| 拠点のサポート | 物資、要員の派遣等 | 被災が深刻な拠点へのサポートルール(サポート対象の選定基準、内容等) | ||
| 被災拠点 (拠点統括機能) |
アクション (活動主体) |
人命安全確保 | 拠点におけるToDo、手順、臨機応変対応基準 | |
| 情報収取・取りまとめ | 拠点における情報収集・取りまとめ項目 | |||
| 対策本部への報告 | 対策本部への報告ルール(情報項目、ツール、タイミング等)※2 | |||
※1、※2はセットで整理
(2)大混乱時の適切な対応をサポートするツールの提供
本社・拠点における情報共有や、主に各拠点の対応事項をサポートする「2つのExcelファイル(災サポPlus)」を提供します。なお、本ツールでは、地震、水害、噴火降灰の3つの広域災害を想定しています。
≪本社・拠点における対応事項と「災サポPlus」の活用局面≫
| 対応主体 | 対応項目 | 「災サポPlus」活用局面 ○:基本パッケージ △:オプション |
||
|---|---|---|---|---|
| 本社・ 対策本部 (全体統括機能) |
経営層 | 状況把握 | ○(報告を受ける情報項目の明確化) | |
| 経営判断 | - | |||
| 事務局 | 状況把握 | 拠点の状況把握 | ○(把握すべき情報項目を明確化) △(状況を把握すべき拠点の特定_別システムを提供or社外システム会社を紹介 |
|
| 経営への報告 | 〇(報告すべき情報項目を明確化) | |||
| 拠点のサポート | 物資、要員の派遣等 | - | ||
| 被災拠点 (拠点統括機能) |
アクション (活動主体) |
人命安全確保 | ○(ToDo、臨機応変対応方針の明確化) | |
| 情報収取・取りまとめ | ○(把握すべき情報項目を明確化&取りまとめの自動化) △(情報収集の自動化_社外システム会社を紹介) |
|||
| 対策本部への報告 | ○(報告すべき情報項目の明確化) | |||
≪「災サポPlus」の活用イメージ≫
2つのExcelファイル(下図①、②)をお客さまに提供し、お客さまが社内共有サイトに登録して活用することで、適切な初動対応をサポートします。なお、「災サポPlus」のみの提供はしておりません。

3. 費用
対応項目や共有項目の整理の範囲や粒度、サポートツールの活用方針等に応じて個別にお見積りをいたします。
4. 今後の展開
当社は、広域災害発生時に、お客さまが全社で初動対応を円滑に進めることで被害・影響を最小限にとどめるための仕組みづくりをご支援します。今後も、現場の実態や時代のニーズに即した災害時初動対応への支援を展開し、企業の事業継続力強化と社会的価値向上に貢献してまいります。
以上