「衝突ハザードAI映像解析2・後方解析」を開発
~自動運転車など相対的に低速な交通手段のリスクアセスメント~
2025年05月02日
MS&ADインターリスク総研株式会社
MS&ADインシュアランス グループのMS&ADインターリスク総研株式会社(代表取締役社長:宮岡 拓洋)は、AIを用いた映像解析により交通参加者間の衝突危険性を定量的に評価する「衝突ハザードAI映像解析*1」の新しいプラン「衝突ハザードAI映像解析2・後方解析」を開発し、国内各地で行われている自動運転実証実験に対応したリスクアセスメントの提供を開始します。
1. 概要
2024年にリリース*2した「衝突ハザードAI映像解析」は、撮影映像から交通事故発生リスク(ヒヤリ・ハット)を定量的に抽出し分析を行うツールです。このツールはリリース以降、従前の調査担当者ごとの経験・スキル等による定性的な調査結果による差異を補うリスクアセスメント手法として、高い評価を得ています。

図1. 「衝突ハザードAI映像解析」分析結果イメージ(自車から見た前方の交通参加者をAIで把握し近接を算出)
「衝突ハザードAI映像解析」は、車両の前方に取り付けた小型の専用カメラで走行時の映像を撮影し、映像に収録された先行車両、対向車両、歩行者など周辺の交通参加者との近接を解析しSHM(Streetscope Collision Hazard Measure)として数値化します*3。2024年に実施した取組の中で、自動運転の実証実験をテーマとして取り組まれたお客さまより、「制限速度以下の速度で走行する自動運転車は後方から他車両に追抜き・追越しされることが多く、後方から近接する車両の行動も分析したい」との要望をいただきました。この要望に対し、当社では開発元である米国Streetscope社と連携し、新たに後方のカメラを追加し撮影を行う「衝突ハザードAI映像解析2・後方解析」を開発しました。
2. 特徴
「衝突ハザードAI映像解析」と「衝突ハザードAI映像解析2・後方解析」の特徴は以下のとおりです。
- 「衝突ハザードAI映像解析」では前方カメラを設置し、対向車、先行車との近接、自車より速度の遅い自転車、歩行者との近接を定量評価することを目的としていました。
- 「衝突ハザードAI映像解析2・後方解析」では新たに後方カメラを設置し、後方から近づいてくる自車より速度の速い車両との近接も定量評価することが可能となりました。これは主に低速で走行し後方車両から追抜き、追越しされることが多い自動運転車の走行環境を分析することに適しています。

図2. 映像取得イメージ(左図:「衝突ハザードAI映像解析」、右図:「衝突ハザードAI映像解析2・後方解析」)

図3. 「衝突ハザードAI映像解析2・後方解析」分析結果イメージ
(前方に加え自車から見た後方の交通参加者をAIで把握し近接を算出)
3. 価格
解析する映像の時間に応じ価格が変動します。
例:前後カメラ映像時間5時間の場合440万円(税込)~
4. 今後
本取組を通じ「安全・安心で快適なモビリティ社会」の実現に貢献していきます。
*1 登録商標第6873697号
*2 MS&ADインターリスク総研ニュースリリース(2024年9月27日)「AIを用いた映像解析による交通事故リスクアセスメントの提供を開始」を参照 https://www.irric.co.jp/topics/press/2024/0927.php
*3 数値化の詳細についてはErik K. Antonsson, Ph.D., P.E., NAE、Streetscope, Inc.「A General Measure of Collision Hazard in Traffic(2022)」(https://www.streetscope.com)を参照
以上
本サービスは2025年10月31日をもって提供を終了しました。