~グループ3社による共同開発ツール~
中堅・中小企業向け「感染症BCP作成支援ツール」を開発
2020年8月20日
三井住友海上火災保険株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
MS&ADインターリスク総研株式会社
MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社(社長:原 典之)ならびにあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(社長:金杉 恭三)、MS&ADインターリスク総研株式会社(社長:中村 光身)は、中堅・中小企業向け「感染症BCP(事業継続計画)作成支援ツール」を開発し、今般、無償提供を開始しました。
本ツールは、解説編とひな形編で構成されており、解説を参考にして必要な項目をひな形に記載するだけで、簡単かつ効率的に感染症BCPの作成が可能となります。
新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの中堅・中小企業が経営に大きなダメージを受けており、感染症に対するBCPの作成は喫緊の課題となっています。こうした状況を踏まえ、当社グループは、本ツールの提供を通じて、中堅・中小企業の感染症BCP作成を支援していきます。
MS&ADインシュアランス グループは、中堅・中小企業への支援を通じて地域の社会的課題の解決に取り組み、レジリエントでサステナブルな社会の実現を目指します。
1. 支援ツールの特長
(1) 簡単な作業でBCPを作成
作成支援ツールは、解説編とひな形編で構成されています。
解説編を参考に必要な項目を検討し、ひな形に入力するだけで、感染症BCPに最低限必要な項目を網羅できます。
(2) 企業内研修での活用
企業内社員研修など、感染症予防に対する意識向上のための研修資料として活用できます。
(3) 新たな感染症にも対応
新型コロナウイルス感染症だけでなく、今後も起こりうる新たな感染症にも対応できる内容としています。
(4) 個別相談やBCP作成研修会への対応
三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保を通じて、MS&ADインターリスク総研のコンサルタントによる感染症BCPの個別相談や、BCP作成ワークショップ等へ講師を派遣します。
2.作成の目的
中堅・中小企業は、大企業に比べてBCP作成率が低く、また、事業中断した場合のダメージが甚大であるため、地域経済にも深刻な影響を与えます。一方、BCP作成に関心はあるものの、「具体的にどのような対策を講じるべきかわからない」といった声が多く寄せられています。
特に、感染症に対応したBCPは、ほとんど整備されておらず、その要因として「BCPの作成ノウハウがない」ことや、「BCP作成に対応する要員や費用が限られている」ことなどが挙げられます。
今回開発したツールは、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、「BCPを簡単に作成するための資料やひな形が欲しい」というニーズに応えて開発したもので、中堅・中小企業のBCP作成を後押しします。
3.提供方法
三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保の代理店から提供します。
添付別紙:感染症BCP作成支援ツールの内容
以上