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「舞鶴市共生型MaaS」にあいおいニッセイ同和損保、MS&ADインターリスク総研が参画
-さらなる「安全・安心」な共生型MaaSを目指して-

2020年6月29日

舞鶴市
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
日本交通株式會社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
MS&ADインターリスク総研株式会社

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(代表取締役社長:金杉 恭三、以下「あいおいニッセイ同和損保」)、およびMS&ADインターリスク総研株式会社(代表取締役社長:中村 光身、以下「MS&ADインターリスク総研」)は、京都府舞鶴市(市長:多々見 良三)、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(代表取締役社長:細井 俊夫、以下「OSS」)、日本交通株式會社(代表取締役社長:澤 志郎、以下「日本交通」)が2020年7月より舞鶴市で実施する「住民同士の送迎やバス・タクシー等を組み合わせた日本初のMaaS(以下、「舞鶴市共生型MaaS」)」にさらなる安全・安心を提供することを目指して、実証実験に参画することを合意しました。

1. 背景

現在、地方都市では暮らしやすい街づくりが課題となっています。特に住民の移動に関してはバス・タクシー等のドライバー不足により公共交通の維持が大きな課題となっています。その課題解決に向け、舞鶴市、OSS、日本交通は、日本初の住民同士の送迎やバス・タクシー等を組み合わせた「舞鶴市共生型MaaS」の実証実験を2020年7月より開始します。舞鶴市共生型MaaSは、「困っている人」と「助けたい人」をつなぐ“お互いさま”の「共生」の仕組みを実現することにより、地方都市における移動課題を解決し持続可能な社会の実現を目指すものです。
今般、あいおいニッセイ同和損保の強みであるテレマティクス技術を活用した安全運転の点数化(安全運転スコアリング)とMS&ADインターリスク総研のリスクアセスメントを活用し、舞鶴市共生型MaaSのさらなる発展に向けた取組の検証を進めていくこととなったものです。

2. 共同取組の内容

(1) 安全運転スコアリングを活用したGoodドライバーであり続ける取組

あいおいニッセイ同和損保が提供する「安全運転スコアリング」の仕組み※1を活用し、走行ごとの点数(スコア)・危険挙動の内容・運転アドバイスなどをドライバーに提供、ドライバーの安全運転を促進します。また、スコアや危険挙動等のデータを活用し、ドライバーに安全運転を継続いただく仕組みにつなげていきます。

1 テレマティクス技術を活用し、専用の車載器(タグ)とスマホアプリを連動させて走行データを把握、安全運転の点数(スコアリング)と5つの危険な挙動(急加速・急ブレーキ・速度超過・コーナリング・スマホ使用)を1走行ごとに提供。ドライバーの安全運転の意識を向上させ事故抑制を図る。

(2) 舞鶴市共生型MaaSでのリスクアセスメントの取組

住民同士の送迎は日本では例が少ない取組であり、内在するリスクも想定されます。そこでMS&ADインターリスク総研による、リスクの洗い出しからリスク発生時の損害等を低減する対策をあらかじめ検討するための「リスクアセスメント」を導入し、舞鶴市共生型MaaSの安定的な運営に向けた体制構築を支援します。

(3) 実証実験の概要

期間:
2020年7月より
対象エリア:
舞鶴市内
目標参加者数:
ドライバー200名・利用者200名
実施内容:

住民同士の送迎※2とバス・タクシーなどの公共交通機関を組み合わせ、利用者の位置や目的地に合わせて、移動手段の最適化を実現する日本初のMaaSとして実証実験を実施。OSSにて開発した専用アプリ「meemo」を活用。

2 「住民同士の送迎」は、自家用車で送迎可能な住民(ドライバー)と移動したい住民とのマッチングを支援することにより「新たな移動手段」を提供するサービス。

なお、実証実験の詳細は、2019年11月5日「日本初、地方都市の共生の仕組みによるMaaSオムロン・舞鶴市・日本交通が実証実験」を参照ください。

3.今後の展開

舞鶴市、OSS、日本交通およびあいおいニッセイ同和損害保険、MS&ADインターリスク総研は、舞鶴市共生型MaaSの実証実験の取り組みを通じ、地方における安全・安心・快適な移動の実現と、地方の社会的課題解決に貢献していきます。

<舞鶴市共生型MaaSへの参画内容>

以上