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建物立入判断・救出救護に関する教材(訓練DVD3)を開発しました。

2019年07月03日

MS&ADインシュアランス グループのMS&ADインターリスク総研株式会社(社長:中村 光身)は、今般、大地震発生時における企業等の「建物立入判断※1」と「救出救護※2」の自力遂行を支援するための教材「訓練DVD3(建物立入判断・救出救護担当者向け教育・キット)」を開発しました。

  • 1建物立入判断:建物内に取り残された人の救出、帰宅困難者への待機場所の提供、事業の早期復旧等、地震発生時に必要とされる各種判断の前提として、建物を継続して安全に使用できるか否かを判断すること
  • 2救出救護:自力で動けない人を探し出し安全な場所まで運ぶこと。また、トリアージ・問診・応急手当・病院搬送等ケガ人に対する一連の対応を実施すること

「建物立入判断」と「救出救護」については、本来は建築士、消防、医師等の専門家が対応することが望ましいですが、これら専門家が常駐している拠点(事業所)は少なく、また、交通や通信等の遮断により拠点外部から専門家の支援を得ることも難しくなります。そのような中で、拠点の人命安全を確保するためには、各拠点が自らの力でこれらの対応を遂行することが必要ですが、これら自力遂行に対する企業等の教育・訓練は十分ではないのが現状です。MS&ADインターリスク総研では、かかる現状を踏まえ、「建物立入判断」と「救出救護」対応の自力遂行を支援する教材を企業等のみなさまに提供します。

「訓練DVD3((建物立入判断・救出救護担当者向け教育・キット)」の概要

教材は、「建物立入判断」と「救出救護」のテーマごとに、「自主学習キット」と「訓練キット」の2種類のキットで構成されています。

企業等の担当者は、「自主学習キット」を使った自主学習によりスキルや知識を習得でき、また、「訓練キット」をアレンジした訓練を実施することでスキルや知識を定着・ブラッシュアップすることができます。

自主学習コンテンツイメージ

訓練コンテンツイメージ

今後の対応

MS&ADインターリスク総研は、既存「訓練DVD1(地震BCP初動訓練体験セット)」と「訓練DVD2(部門BCP見直し支援キット)」等もあわせて展開することで、企業等の防災・BCM対応の自走化を支援いたします。

以上