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<高齢運転者向け>「運転適性診断と認知機能診断による高齢運転者の安全運転支援メニュー」の提供を開始します。

2018年12月12日

MS&ADインシュアランスグループのMS&ADインターリスク総研株式会社(社長:村戸 眞)は、運転適性や認知機能の低下の早期発見によりいち早く対策を講じられるよう高齢運転者の安全運転を支援する「高齢者安全運転支援メニュー」を開発し、サービスの提供を開始しました。

「高齢者安全運転支援メニュー」の概要

(1)目的

近年高齢運転者による悲惨な事故が相次ぎ認知症との関係が取りざたされています。 警察庁も75歳以上の運転免許更新などでは認知機能検査が義務付けられるなど高齢運転者の交通事故防止対策が強化されています。 少子高齢化社会の進展に合わせて企業内でも高齢層の運転者が大幅に増加しており、加齢による運転能力の変化が事故の原因とみられる重大事故の多発が目立つようになっています。

そこで高齢運転者の運転リスクとみられる身体機能と認知機能の低下を「運転適性診断機器アクセスチェッカー」と「物忘れ相談プログラム機器MSP-1100」を活用し、 診断結果で低下の度合いが数値化されることで危険要素の自覚を促すとともにMCI(軽度認知障害)あるいは認知症の疑いのある人を発見し、いちはやく予防に向けた対応に移すことが可能になり、 予防対策の結果その後も安全運転を継続することが期待できます。

企業や自治体でのご利用を想定しています。

(2)特徴

機器は可搬性が高くどこでも移動して設置が可能

アクセスチェッカーは宅配便貨物として目的地に配達。MSP-1100はタブレットで携行が可能。ほぼ日本全国でメニューの実施が可能です。

診断時間が短時間

1人当たりの診断時間は、アクセスチェッカーが約20分。MSP-1100が約5分。診断結果は測定終了後即時にプリントアウトされます。
アクセスチェッカー二台とMSP-1100一台で一日およそ40人前後の診断が可能です。

アクセスチェッカー

物忘れ相談プログラムMSP-1100
(製品販売元 日本光電社HPより)

診断結果を踏まえたアドバイス

診断機器には専門知識を有する弊社交通コンサルタントがついて診断結果を踏まえて改善点や対策についての助言を行います。 特に認知機能診断については診断で認知症や認知症の前兆とされる軽度認知障害(MCI)の疑いが判定された場合、 日本認知症予防学会の認定する「認知症予防専門士」の資格者が面談し、医療機関への受診を勧めたり予防対策についての助言や相談を行います。

(3)セミナーメニューも用意

「企業における高齢者の安全運転対策について」

一企業(クローズ型)の他、企業を集めたセミナーとして(オープン型)、経営・管理者層向けセミナーとして

「シニアドライバーのセーフティドライブのために」

シニアドライバーの事故の傾向・事故につながりやすい特性・運転を続けるための認知症予防について・安全運転の心得・定期的な安全運転のためのチェック(診断)のおすすめ など

本件に関するお問い合わせ先

MS&ADインターリスク総研株式会社

リスクマネジメント第二部 中井 大介 TEL:03-5296-8916