企業・大学向けの海外リスク関連サービスを拡充
2014年7月31日
MS&ADインシュアランス グループのリスクコンサルティング専門会社である株式会社インターリスク総研(社長:近藤 和夫)は、海外におけるリスク全般に対応した新コンサルティングメニュー「海外RSマスター」を開発し、今般、企業のお客さま向けに提供を開始しました。
日系企業の海外進出が加速する一方で、進出先において企業が抱えるリスクは年々複雑化かつ高度化しています。そこで当社は、お客さまがより効率的にリスク対策を実践できるよう、これまでの海外危機管理コンサルティングメニューに加えて、海外リスク管理態勢の整備・強化、海外リスクの洗い出し・評価、個別リスクへの対策などを盛り込んだ総合メニューをご用意しました。
また、企業だけでなく、大学においても海外危機管理の必要性が高まっており、本メニューは大学でのリスク対策にも活用いただけます。さらに、大学に求められる危機管理についてまとめたレポートも同時発行しました。
インターリスク総研は、今後も、お客さまのニーズにお応えするサービスの開発・提供していきます。
1. 「海外RSマスター」について
日系企業の海外進出が増加するなか、進出先におけるリスクはますます複雑になっています。海外において企業を取り巻く環境やリスクは国内とは大きく異なっており、事件・事故が発生してからの対応はもちろん、あらかじめリスクの洗い出し・評価を行い、対策を講じていくことの重要性が高まっています。また、海外腐敗行為の防止など、国内ではあまり想定されていないリスクへの対処も必要になってきています。
海外リスク管理コンサルティング
海外リスク管理態勢の整備・強化や、海外リスクの洗い出し・評価支援に加えて、海外腐敗行為防止対策等の個別リスク対策についての支援等を行います。
海外危機管理コンサルティング
海外危機管理態勢の整備・強化や、海外危機管理対策のルールを明文化したマニュアルの策定、海外子会社危機管理態勢のモニタリング支援等を行います。
2. 「InterRisk Report 海外危機管理情報~大学に求められる海外危機管理~」について
近年、国際的に活躍できる人材の育成を目的に、多くの大学が海外留学を必修とするコースを新設するなど、グローバル教育に注力しています。それと同時に、海外留学した学生が現地でさまざまな事件・事故に巻き込まれるリスクも増加していますが、十分な危機管理態勢が整備されていない大学も少なくないのが現状です。大学において危機管理対策の強化が強く求められていることを受けて、海外危機管理のあり方について考察したレポートを発行しました。
3. 海外リスク関連の照会・受注状況
2013年度は、海外リスク関連の照会件数が約250件、受注件数が約100件となり、2012年度比で約4倍に増加しました。
<ご参考>
■「海外RSマスター」コンテンツ 取組準備
Ⅰ.海外リスク管理
- Phase 1.
- 態勢整備 海外リスク管理態勢の整備・強化
- Phase 2.
- 海外リスクの洗い出し・評価
- Phase 3.
- 個別リスク対策
(1)海外腐敗行為防止対策支援
(2)海外競争法違反防止対策支援
Ⅱ.海外危機管理
- Phase 1.
- 態勢整備
(1)海外危機管理態勢の整備・強化
(2)駐在員・出張者向け安全対策マニュアルの策定
(3)危機管理広報マニュアルの策定
(4)海外子会社危機管理態勢のモニタリング支援 - Phase 2.
- 個別リスク対策 緊急時対応計画の策定
Ⅲ.周知徹底
周知徹底
1.役職員向け研修
2.シミュレーショントレーニング
■「InterRisk Report 海外危機管理情報~大学に求められる海外危機管理~(PDF:584KB)」コンテンツ
はじめに
1. 大学における海外危機管理の必要性
(1)安全配慮義務 (2)社会的責任
2. 大学における危機管理の特性
3. 大学に求められる取組
(1)全体像 (2)組織体制 (3)ルール、マニュアルの整備 (4)海外への留学生向けのサポート (5)周知徹底
終わりに
以上
本件に関するお問い合わせ先
株式会社インターリスク総研
営業推進部 木安 政夫 TEL:03-5296-8919