トピックス

業界初、タブレット端末を活用した危険予測訓練アプリ
「セーフティトレーナー®」の提供を開始

2014年4月4日

MS&ADインシュアランス グループのリスクコンサルティング専門会社である株式会社インターリスク総研(社長:近藤 和夫)は、企業のお客さま向けの危険予測訓練アプリ「セーフティトレーナー®」を開発し、今般、無償提供を開始しました。

本アプリは、自動車事故や労災事故等の防止を目的としており、急速に普及が進むタブレット端末を活用することで、タッチパネルによる手軽かつ直観的な危険予測訓練を可能にします。また、訓練の結果は 自動的にサーバーに記録・保存され、従業員別のレポートとして出力できるため、企業の管理者による従業員の個別指導にも役立ちます。

当社は、今後も、損保系コンサルティング会社として培ったノウハウを活かし、お客さまのニーズにお応えするサービスを提供していきます。

1.「セーフティトレーナー」の概要

(1)名称
「セーフティトレーナー」
(2)対応OS
Android3.2以上
(3)通信環境
3G・4G回線またはWi-Fi通信
(4)費用
無償※1
(5)使用方法
①アプリを起動し「危険予測訓練シナリオ※2」を再生
②危険と思われる場面をタッチして解答
③解答画面で危険箇所の正解数、総タッチ数、解説等を確認
④結果をサーバーに自動送信
⑤従業員別の結果レポートとして出力
  • 1 アプリのダウンロードには「ダウンロード用ID」「パスワード」が必要です(要申込)。
    危険予測訓練シナリオは有償です。無償で利用できるサンプルシナリオも用意しています。
  • 2 事故多発の傾向分析や過去の重大事故等を参考にして作成しました。

2.特長的な機能

(1)
多様な危険予測訓練シナリオ
さまざまなシチュエーションのシナリオ搭載しており、企業は自社に合った最適なシナリオ選択が可能です。
「おまかせ選択機能」を使ったランダム選択により、訓練のマンネリ化を防止します。
(2)
直感的なトレーニング
タッチパネルの画像をタッチするだけの簡単な操作で、直感的で具体的なトレーニングが行えます。継続した訓練により、危険を予測する感性を養うことができます。
(3)
わかりやすい解答と解説
トレーニング終了後には、即時に正解数や総タッチ数、危険箇所についての解説が表示され、さらに理解が深まります。
(4)
レポート出力で訓練傾向をチェック
トレーニング結果は自動的にサーバーに送信され、トレーニング回数や正解率、ワンポイントアドバイス等が記載された従業員別の訓練傾向レポートとして出力できます。

<解答画面イメージ>

<トレーニング結果レポート>

3.開発の背景

「セーフティトレーナー」は、早稲田大学石田研究室※1による危険予測訓練に関する研究に基づきサイビジョン社が開発した『HazardTouch※2』技術を核として、当社が独自にサービス化したものです。企業にとって、交通事故の減らすことは経営上の重要な課題であり、交通事故の防止には従業員への安全教育が不可欠です。しかしながら、従業員の勤務体系の違いなどから、定期的な安全教育は容易ではありません。そこで当社は、長年の事故削減活動の経験とノウハウを活かし、場所や時間にとらわれずに訓練できるツールとして「セーフティトレーナー」を開発しました。

  • 1 監修 早稲田大学人間科学学術院 教授 石田敏郎、指導 早稲田大学人間科学学術院 助教 島崎敢
  • 2 HazardTouchは有限会社サイビジョンの登録商標です。

4.今後の展開

企業が保有するドライブレコーダーの危険映像などを活用し、オリジナルの危険予測訓練シナリオを作成することも可能です。さらに、自動車事故以外の分野での危険予測訓練シナリオの作成を進めていきます。

5.導入目標

2014年度に300社、2015年度に1,000社の導入を目指します。

以上

本件に関するお問い合わせ先

株式会社インターリスク総研

交通リスクマネジメント部 蒲池 康浩/木村 能成 TEL:03-5296-8916