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2018.6.1

PLレポート(食品安全)<2018 No.1>

国内トピックス最近公開された国内の食品衛生・食品安全に関する主な動向をご紹介します。

消費者庁が「遺伝子組換え表示制度に関する検討会報告書」を公表

(2018年3月28日 消費者庁)

消費者庁は、同庁HPで「遺伝子組換え表示制度に関する検討会報告書(以下、「報告書」)を公表した。

報告書は、遺伝子組換え表示制度の在り方について「遺伝子組換え表示制度に関する検討会」における議論の結果を取りまとめたもの。検討に当たっては、消費者の声および遺伝子組換え農産物の流通状況、事業者の実行可能性等が考慮された。

消費者庁が「インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する要請について(平成30年1月~3月)」を公表

(2018年4月27日 消費者庁)

消費者庁は、インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の監視および改善要請等をとりまとめ、その結果を公表した。

2018年1月~3月の期間において、「『がん』、『動脈硬化』、『糖尿病』、『インフルエンザ』等の疾病の治療又は予防を目的とする効果があるかのような表現」、「『ストレス』等の身体の組織機能の一般的増強、増進を主たる目的とする効果があるかのような表現」等について検索を行った結果、インターネットで健康食品等を販売している54事業者・55商品の表示において健康増進法第31条第1項の規定に違反するおそれのある文言等が見つかった。

厚生労働省が2017年(1月~12月)の食中毒発生状況を公表

(2018年3月 厚生労働省)

厚生労働省は、同省HP「食中毒統計資料」において、2016年1月~12月の食中毒発生状況について、調査を実施した都道府県等からの報告をとりまとめ、結果を公表した。

①食中毒発生件数と患者数並びに死者数
食中毒件数は1,014件(前年比125件減)、患者数は16,464名(前年比3,788名減)、死者数は3名(前年比11名減)であった。

東京都が「東京都食品安全FAQ」に「ドライエイジングビーフ」に関する項目を追加

(2018年3月30日 東京都福祉保健局)

東京都は、東京都福祉保健局のHP「東京都食品安全FAQ」において、「最近話題の『ドライエイジングビーフ』って何ですか?熟成すると生でも食べられるのですか?」の項目を追加した。
FAQの回答要旨は、以下のとおり。

  • 「ドライエイジングビーフ」には統一的な定義や基準がなく、各店が独自の方法で肉を熟成し提供・販売している

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国内・海外における最新のPL動向を紹介し、ポイント解説を行います。
(A4数枚、毎月発行)

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