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2021.2.1

PLレポート(製品安全)<2020 No.6>

国内外最近公開された国内外のPL・製品安全に関する主な動向をご紹介します。

国民生活センターがエアーベッドの空気漏れ事故を注意

(2020年12月17日 独立行政法人国民生活センター)

国民生活センターは12月17日、エアーベッドの空気漏れによる事故が増加していることを受けて、当該製品の事故事例の再現テストを行い、エアーベッドの使い方等について消費者へ情報提供しました。

本リリースによると、PIO-NET*1に2015年4月~2020年10月の間に寄せられたエアーベッド*2に関する相談は442件となっており、増加傾向となっています(図1)。この相談件数の約7割が空気漏れに関するもので、 そのうち9件が「空気が漏れて身動きができなくなった。」「空気が漏れて転げ落ちけがを負った。」などの危害・危険事例でした。

CPSCが子どもに関連する事故の統計レポート2通を発行

(2020年11月19日、12月1日 CPSC)

米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、2020年11月19日に「2019年の玩具に依る死傷事故」報告書(以下、報告書①)を、また、12月1日に「保育用品に関わる5歳未満の子どもの死傷事故」に関する 報告書(以下、報告書②)を発行しました。

これらの報告書はそれぞれ年1回、11~12月頃にCPSCが公表しているもので、今回も最新の状況が公開されました。以下、それぞれの概要を記します。

カリフォルニア州が化学物質の表示規制「プロポジション65」の改正案を公開

(2021年1月8日 カリフォルニア州環境保護庁有害物質管理局)

カリフォルニア州環境保護庁有害物質管理局(以下、OEHHA)は1月8日、製品に含まれる化学物質について警告表示を義務付けた「1986年安全飲料水および有害物質施行法(通称「プロポジション65」*1)」の改正案を公表しました。

この改正案は2018年8月より認められた「短縮形での警告(short-form warning)」の利用を制限することを目的としたものです。案に基づいて改正が行われた場合、同州で製品を製造・販売・流通させている事業者は 表示の変更が必要となる可能性があります。

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国内・海外における最新のPL動向を紹介し、ポイント解説を行います。
(A4数枚、毎月発行)

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