リスク情報・レポート

リスク情報・レポート / 医療福祉RMニュース

2020.8.3

通所介護施設における新型コロナウイルス感染症対策のポイント
-ドゥライフ品川での感染疑い発生事例から学ぶ-

要旨

  • ドゥライフ品川では、新型コロナウイルスへの感染が疑われる利用者が発生したが、発生当日には翌日からの休業を決定するなど迅速な判断・対応がなされた。
  • 利用者に感染者や感染の疑いが発生した場合に備えて、今から縮小・休業も含めた施設の運営方針を検討し、その方針を実行するために必要な準備をしておくことが重要である。
  • また、実際に休業することに備え、施設方針の周知や休業時の職員配置や処遇の検討、施設の消毒を行う業者の手配など、再流行に備えた具体的な対策を今から実施することが必要である。

1. ドゥライフ品川で感染が疑われる利用者が発生

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の完全子会社である「株式会社ふれ愛ドゥライフサービス」 (以降、ふれ愛社)では、品川(東京都)、瑞穂(愛知県)、茨木(大阪府)の3箇所でデイサービスセンターを運営している。このうちの品川に所在する「ドゥライフ品川」において、2020年4月17日に新型コロナウイルスへの 感染が疑われる利用者が発生した。これによりドゥライフ品川では、翌18日~4月28日まで休業となった。幸いにも他利用者や職員に感染疑いや感染者は発生せず、準備日を挟み4月30日に再開し、感染対策を更に強化・徹底しながら、 7月22日現在では、ほぼ通常の運営に回復している。なお、感染が疑われる利用者が発生してから休業を決定するまでの流れは以下の通りであり、その前後のふれ愛社の新型コロナウイルス対策に関する主な動きは次頁に掲載した表1の通りである。

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(A4数枚、不定期発行)