レポート

2021年度 No.3「健康経営優良法人2022 」

2021.9.1

要旨

  • 2021年8月30日に健康経営優良法人2022の申請が開始された。
  • 昨年度と比較し申請手続きや認定基準などにどのような違いがあるのか、大規模法人部門、中小規模法人部門のそれぞれについて解説をする。
  • 今後の健康経営優良法人の方向性としては、認定企業数の拡大(量)だけでなく、健康経営の実践による効果(質)が問われることになり、その傾向はホワイト500などの先進企業でより顕著になることが予想される。

1. 健康経営優良法人2022申請受付の開始

2021年8月30日に健康経営優良法人2022の申請が開始された。2016年度に創設された「健康経営優良法人認定制度」は、前回の健康経営優良法人2021において大規模法人1801社、中小規模法人7934社が認定され、 制度開始以降、申請企業数・認定企業数ともに右肩上がりで増加している。今年で6回目となる健康経営優良法人2022の申請手続きや認定要件等について、昨年度と比較しどのような変化があったかを見ていきたい。

2. 健康経営優良法人2022スケジュールや手続きについての変更点

(1) スケジュールの変更

今年度のスケジュールは図1の通りである。大規模法人部門については「健康経営度調査への回答」と「申請受付」を同時に行うようスケジュールが変更された。それに伴い、「フィードバックシート送付」の時期が 昨年より遅くなっている。中小規模法人部門については、昨年度新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して申請期間の延長が行われたが、今年度については同様の措置がないため注意が必要である。

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