リスク情報・レポート

リスク情報・レポート / 災害リスク情報

2021.2.16

2021年2月13日に発生した福島県沖の地震について

要旨

  • 2021年2月13日23時07分ごろに福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、宮城県蔵王町、福島県国見町、相馬市、新地町で最大震度6強、北海道から中国地方にかけて震度6弱~1の揺れを観測しました。
    被害に遭われた皆様には、心からお見舞い申し上げます。
    本レポートでは、今回の福島県沖の地震の概要および被害状況について報告します。なお、本レポートは2月15日17時時点の情報に基づいて作成しています。

1.地震の概要

2021年2月13日23時07分ごろに福島県沖を震源とするマグニチュード(以降、Mと記す)7.3、震源深さ55㎞の地震が発生した。本地震による各地の震度分布を図1に示す。本地震では、宮城県蔵王町、福島県国見町、相馬市、 新地町で震度6強、北海道から中国地方にかけて震度6弱~1を観測している。その後の地震活動の状況として、14日0時40分時点で震度1以上を観測した地震が12回(最大震度3が2回、最大震度2が4回、最大震度1が6回)発生している。 本地震の発震メカニズムは西北西-東南東方向に圧力軸をもつ逆断層型であり、大陸プレートに沈み込む太平洋プレート内部で発生した地震である(図2)。

本地震は「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震と考えられている。

災害リスク情報

火災・風災・洪水・地震等の災害に関するテーマについて、わかりやすく解説しています。
(A4数枚、不定期発行)