レポート

<号外>「2019年6月18日に発生した山形県沖の地震について」

2019.6.1

2019年6月18日22時22分ごろに山形県沖を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱の揺れを観測しました。

被害に遭われた皆様には、心からお見舞い申し上げます。

本レポートでは、今回の山形県沖の地震の概要および被害状況について報告します。なお、本レポートは6月19日15時時点の情報に基づいて作成しています。

1.地震の概要

2019年6月18日22時22分頃に山形県沖を震源とするマグニチュード(以降、Mと記す)6.7、震源深さ14㎞の地震が発生した。本地震による各地の震度分布を図1に示す。本地震では、新潟県村上市で震度 6強、山形県鶴岡市で震度6弱、新潟県長岡市ほか7市町村で震度5弱を観測している。その後の地震活動の状況として、19日0時時点で震度1以上を観測した地震が7回(最大震度3が2回、最大震度2が2回、最大震度1が3回)発生している。また、本地震の震源はユーラシアプレートと北米プレートの境界付近に位置しており、メカニズムは西北西-東南東を圧縮軸とする逆断層型である(図2)。

本地震では、地震発生直後に図3のとおり津波注意報が発表された。その後、6月19日0時7分までに各地で津波が観測されている。各地の津波高さは表1および図4に示すとおりであり、最大0.1mであっ た。

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