リスク情報・レポート

リスク情報・レポート / 災害リスク情報

2018.12.7

電池の出火対策について

要旨

  • 近年注目されている使用中のリチウムイオン電池の出火に加えて、廃棄された電池からの出火事故も発生している。
  • それぞれの出火原因と事故事例について整理するとともに、出火防止策についてまとめた。

1.頻発する電池からの出火事故

(1)戸の方式について

スマートフォンやタブレットなどの電源として、急速に普及しているリチウムイオン電池の出火が頻発しており近年、注目されている。東京消防庁によると、リチウムイオン電池に限って言えば、平成23年~平成28年11月末の間に都内で115件(うち平成28年の11か月間に50件)の火災が発生しており、誤使用による出火は54件、通常使用中の出火件数は61件とほぼ半数ずつとなっている。

また、NITE1に報告されたリチウムイオンバッテリーの事故は平成24年度~平成28年度の5年間に274件、うち約7割が火災などの拡大被害とされる。事故の原因は、製品の不具合によるものが最も多く、34%(93件)はリコール対象製品などであるとのことから、前述の東京消防庁のデータと同様に、通常使用中の出火件数が一定程度あるということがわかる。こうした製品は回収や交換などが適切に行われていれば防げた事故も多いと考えられる。

災害リスク情報

火災・風災・洪水・地震等の災害に関するテーマについて、わかりやすく解説しています。
(A4数枚、不定期発行)