レポート

2017年度 No.8「タイの洪水関連情報」

2017.10.1

現在の状況

  • 王室灌漑局(RID)はチャオプラヤ川から運河や貯水エリアへの排水を行うことによって河川水量を適切に管理しています。洪水の状況は改善していますが、依然、タイ国内の多くのエリアでは大雨による鉄砲水や内水氾濫が発生しています。
  • 主なダムの水位は上昇していますが、貯水容量に対しては余裕があります。
  • 来週もタイ全土で大雨が予想されており、鉄砲水や内水氾濫については引き続き注意が必要です。

王室灌漑局(Royal Irrigation Department:RID)のコメント

  • 灌漑局は9月27日より農業用水の確保および洪水対策を目的として、Chainat-Pasak運河を経由してチャオプラヤ貯水エリアへ水を迂回させています。
  • 集中豪雨や突風がタイ北部、東北部、バンコクを含む中央部、東部、南部で発生しており、鉄砲水や内水氾濫に警戒が必要です。

洪水発生状況

今週発生した洪水:

  • 10月3日:Lampang県で鉄砲水により1,000rai(1rai=400平方メートル、1,000rai=400,000平方メートル)の農地で被害が発生
  • 10月3日:Prachinburi県、Kabinburi区の鉄砲水により住居地域が50cm以上冠水
  • 10月3日:Srakaeo県で洪水が発生
  • 10月3日:Prae県で発生した地滑りにより3棟が破損
  • 10月3日:Nakhon Si Thammarat県で鉄砲水が発生
  • 10月4日:Samutprakarn県Samrong区で道路が30cm冠水

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