2017年度 No.5「タイの洪水関連情報」
2017.7.1
現在の状況
- 主なダムの水位は警戒水位を大きく下回っています。
- Chao Phraya川の水位は、例年洪水が発生するBangban運河、Pongpeng運河付近を除き、全ての観測所でNormal(洪水危険なしであり、河川氾濫による大規模な洪水が発生する可能性は低い状況です。
- 季節風と熱帯性低気圧の影響により、来週にかけてタイ全土で降雨が予想されています。
- 先週はタイ中央部のNakhon Sawan、東北部のSakolnakornなどで洪水が発生しました。
王室灌漑局(Royal Irrigation Department:RID)のコメント : http://water.rid.go.th/news/news_60_181.htm
- タイ国内にある大規模、中規模なダムの合計貯水量は貯水容量の56%程度であり、昨年の同時期より多くなっています。
- Chainat Pasak運河に近いLopburi、Nakhorn SawanおよびAyutthata、Sakolnakorn、Singhburi、Chainatの一部で洪水が発生しています。
- RIDは2,193基の排水ポンプを準備しており、農業エリアの浸水対策を支援しています。現在までにタイ北部、北東部、中央部に位置する一部の県で150基の排水ポンプが設置されています。
気象予報 : https://www.tmd.go.th/7day_forecast.php
- 7/19以降、タイ北部、北東部で季節風が強まり、各地で大雨が予想されています。
- アンダマン海やタイ湾では2~3メートルの高波に警戒が必要です。
洪水発生状況 : http://www.thairath.co.th
先週公表された洪水に関する主な情報は以下の通りです。
- 7/10:Nakhon Sawanで大雨により運河の堤防が崩れ、水田が浸水。
- 7/11:Pattayaで数時間の大雨により30-50cmの浸水が発生。
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