2016年度 No.8「タイの洪水関連情報」
2016.8.1
現在の状況
- 7月はタイの各地で降水量が増加しました。
- 以下の14地域は7月末から8月第1週にかけて、強風、豪雨による内水氾濫、土砂崩れに警戒が必要です。
①Chonburi、②Rayong、③Chantaburi、④Trad,Petchburi、⑤Prachuabkirikhan、⑥Chumporn、⑦Ranong、⑧Surat thani、⑨Nakorn、⑩Sri Thammarat、⑪Phang Nga、⑫Phuket、⑬Krabi、⑭Trang
王室灌漑局(Royal Irrigation Department:RID)のコメント
- Sirikit damの水位は不安定な状況が続いており、Uttaraditでは農業用水を確保するためNan川からポンプで水を汲み上げています。
天気予報
- 台風Mirinaeがベトナムを通過し、タイ北部、北東部で大雨となるおそれがあります。
- モンスーンの影響により、タイ南部で局地的な豪雨が発生するおそれがあります。
洪水発生状況
7月25日から29日にかけて、タイ中央部のLopburi、南部のBangsaen、北部のChiang Raiで小規模な洪水が発生しました。
- Lopburi(7月25日):1時間の豪雨により道路が50cm冠水
- Bangsaen(7月27日):歩道が一時冠水
- Chiang Rai(7月29日):豪雨により道路が10~20cm冠水し渋滞が発生
ダム水位(チャオプラヤ水系主要ダム): http://www.waterforthai.org/th/dam-report
主要ダムの水位は増加傾向にあります。総貯水容量に対する貯水量の割合は、Bhumibolダム:31%→32%、Sirikitダム:40%→42%、Kwae Noiダム:44%→43%、Pasakダム:23%→33%となっています。
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