レポート

2014年度 No.5「タイ中央部チャオプラヤ水系の洪水リスク情報」

2014.8.1

はじめに

タイ中央部における河川氾濫による洪水リスクについて、関係するダムの水位、気象予報、タイ政府情報およびWEB情報を基に定性評価を行っております。

注:2011年タイ洪水型の洪水リスク地域であるタイ中央部に関する資料となります。バンパコン水系およびその他の地域につきましては洪水リスクが高まった際に緊急レポートを発行致します。

タイ中央部
河川氾濫リスク:低/内水氾濫リスク:低

タイ北部の低気圧は、各地で雷を発生させたもののその力は弱まっています。各地への雨も分散されたため、大きな影響は無くなったものと考えられます。

しかし、気象局(の予報によるとミャンマーから低気圧が近づいており、来週中に豪雨を引き起こす可能性があります。この低気圧はタイ中央部にも多少影響を与えるものと考えられることから注意が必要です。鉄砲水についてはタイ中央部では発生しないものと推測されます。中央部に位置する河川の水位は前回情報発信時より増加していますが、危険な状態ではありません。しかし、今後は河川の水位と上流の河川状況を注意しながら、豪雨の発生時における内水氾濫について留意する必要があります。

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