レポート

2014年度 No.2「タイ中央部チャオプラヤ水系の洪水リスク情報」

2014.6.1

はじめに

今月よりタイ中央部における河川氾濫による洪水リスクについて、関係するダムの水位、気象予報、タイ政府情報およびWEB情報を基に定性評価を行います。

注:2011年タイ洪水型の洪水リスク地域であるタイ中央部に関する資料となります。バンパコン水系およびその他の地域につきましては洪水リスクが高まった際に緊急レポートを発行致します。

洪水リスク:低

タイ全域、特に西部海岸および東部にて降雨量が増加しています。しかし、現在の降雨平均値は洪水を引き起こすまでの量ではなくダム上流では水量をコントロールできている状況です。このような状況から現状の洪水リスクは低いものと考えられます。但し、低気圧により一部の地域で天候が荒れると予測されます。

参考情報:

気象
天気予報(毎週)

6月15日頃までタイ南部に低気圧が停滞するという予報です。この気圧配置により東部海岸および西部海岸の降雨量が増加する可能性があります。Andaman海の波が2-3メートル高くなる可能性が有ります。ご注意ください。

タイ中央部の降雨確率予測は約60%程度となります。
警報:強風がSamut Prakarnでは最大46km/hr程度の強風が予測されています。ご注意ください。

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