2014年度 No.25「カンボジアの地理、気候、土地について」
2014.11.1
今回より数回にわたり、カンボジア自然災害リスクに関する情報をご提供致します。同国は気象、災害等に関するデータが整備されておらず、日本のように正確な情報に基づく分析・評価は難しい状況にあります。本資料は公的機関、現地調査等により収集した情報に基づいておりますが、その検証ができないため、正確さに欠ける記載が存在する可能性がありますことご了承下さいますようお願い申し上げます。
1. 地理
カンボジアは、東をベトナム、西をタイ、北をラオス、南を南シナ海に接しており、面積は181,035km2(日本のおよそ半分)で、23の州と1つの特別市(プノンペン市:Phnom Penh)から構成されています。
人口は1,467万人で都市部の人口は20%程度です。(Cambodia Inter-censal Population Survey 2013より)。
なお、世界遺産のアンコールワットはシェムリアップ(Siem Reap)州に位置しており、プノンペンから自動車で7時間程度を要する場所にあります。
2. 地勢
主な水域としては、国土の東側から中央を南北に縦断するメコン川(Mekong River)、西側から中央にかけて位置するトンレサップ湖(Tonle Sap Lake)があり、陸地の面積は97.5%程度です。国土全体の約1/3が標高25mより低く、山間部を除いて比較的平坦な地形となっています。
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