レポート

PLレポート 食品安全 2023年4月号

2023.4.1

国内トピックス最近公開された国内の食品衛生・食品安全に関する主な動向をご紹介します。

消費者庁「食品表示基準」の一部を改正

消費者庁は3月9日、くるみを特定原材料に追加する等の食品表示基準の一部を改正する内閣府令第15号を発出した。これに関連し、対照条文、これまでの改正概要、食品表示Q&A等の各資料を作成・修正し、公表している。
なお、2025年3月31日までは猶予期間とされており、従前の表示が認められている。

厚生労働省「令和4年食中毒発生状況」を公表

厚生労働省は3月22日、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食中毒部会配付資料として「令和4年食中毒発生状況」を公表した。

この資料においては、食中毒事件の発生状況を年齢階級別、病因物質別、月別、原因施設別、原因食品別とさまざまな角度から分析されている。

このうち、原因施設別にみた事件数の推移は図3の通りとなっている。最も大きい割合を占める飲食店の事件数は、平成30年の722件から令和3年の283件と大幅に減少していたが、令和4年には379件と再び増加に転じた。販売店についても令和3年の40件から令和4年の87件と倍増している。

会員登録で レポートを全て見る