レポート

2014年度 No.5「2015年のソーシャル・イシュー」

2015.3.1

1.はじめに

レピュテーショナル・リスク研究会では、2008年より毎年、ソーシャル・イシュー(社会が高い関心を持つであろうテーマ・課題)の発表を行っている。

これまでも経年のソーシャル・イシューやその活用方法等について紹介させていただいたが、本稿では、2015年1月20日に開催した「第9回レピュテーショナル・リスクを考える」セミナーで発表した最新の2015年ソーシャル・イシューを紹介すると共に、なぜ企業がソーシャル・イシューに着目する必要があるのかについて解説したい。

レピュテーショナル・リスク研究会は、2007年6月に活動を開始した。日本のレピュテーション・マネジメントに関する研究の第一人者である國學院大學名誉教授の花堂靖仁教授を座長とし、レピュテーション資産をどのように評価するかについての共同研究を行うために、この分野の知見と関心を抱くビジネスパーソンが個人で参加し、自主的な活動を行っている。

2.2015年ソーシャル・イシューの紹介

(1) ソーシャル・イシュー項目

レピュテーショナル・リスク研究会では「2015年のソーシャル・イシュー(全7分野14項目)を表1の通り選定した。全14項目の中から、有識者・経営者の投票により決定した「2015年ソーシャル・イシュートップ10」は、表1の網掛け項目の通りである。

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