レポート

<号外>「台風14号への備え」

2020.10.1

要旨

  • 2020年10月8日17時現在、今後台風14号は本州に接近または上陸する見込みで、その北側の前線の活動も相まって、西日本から東日本の太平洋側の地域を中心に大雨、暴風、高潮のおそれがあります。
    秋季の台風は、秋雨前線の活動を刺激するなどの要因から、所謂「雨台風」となることが多いと言われています。本稿では、台風による水災からの避難を対象として、至急備えて頂きたい事項についてまとめました。 とりわけ台風が接近する地域のお客様におかれましては、本内容をお読み頂き、事前の備えおよびリアルタイムな情報の収集を実施頂きたくお願いいたします。
    なお、本レポートは2020年10月8日17時時点の情報に基づいて作成しています。

1.今回の台風について

現時点で台風14号は、奄美大島の東を強い勢力で北に進んでいる。予報にはまだ幅があるが、今後9日から10日にかけて進路を東寄りに変え、その後本州に接近または上陸するおそれがある(図1参照)。 図2をみると、台風の北側に前線がのびており、台風の接近前から広域で前線の影響を受ける可能性がある。今後、台風が接近・上陸するおそれのある10日から11日にかけて、 西日本から東日本の太平洋側の地域を中心に大雨、暴風、高潮が発生する可能性がある。

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