企業情報

ウェルビーイング経営

取組体制

取組体制

当社のウェルビーイング経営を推進する「ウェルビーイング委員会」を設置し、社員のウェルビーイング向上をコアバリュー・パーパスの実現へとつなげる施策をPDCAサイクルを回しながら展開しています。

ウェルビーング経営に取り組む目的(ウェルビーイング経営ストーリー)

Well-Being経営

MS&ADインターリスク総研は、Society5.0で求められる「『社会的課題の解決』と『企業の持続的成長』の両立」、さらには、SX版伊藤レポートでも強調されている、「社会のサステナビリティ」と「企業のサステナビリティ」を同期化したSX(サステナビリティトランスフォーメーション)に挑みます。これらの進展に不可欠な「イノベーション」の創出を目指し、その源泉である『社員』が、その能力を高め、最大限に発揮できるよう、「Well-Being経営」を積極推進します。

お客さまの事業継続と安定的発展に貢献し、社会のサステナブルを叶えることは、当社の「パーパス(存在意義)」であり、MS&ADグループの持続的成長にもつながります。その実現には、「コアバリュー(重要な価値観)」の浸透が不可欠であり、一方で「コアバリュー」の浸透には、社員のWell-Being向上が不可欠です。「コアバリュー」の浸透と「Well-Being向上」はプラスの相乗効果を及ぼし合うと考えて、取り組んでいます。

「ウェルビーイング経営」ストーリー

当社は、「Well-Being経営」に関わる各種取組みを通して社員のWell-Beingを高め、多様性高く、いきいきと活力を得て、果敢に挑戦する風土を育み、イノベーション創出へとつなげていく「WX(ウェルビーイングトランスフォーメーション)」を目指します。

社員向けの説明用動画(社外公開用に一部内容を修正しています)

「ウェルビーイング経営」ストーリー

実施・導入施策

社員のWell-Beingを指標化

社内部門別 幸福度

(慶應義塾大学大学院SDM・前野隆司教授「幸せの4因子アンケート」にて計測)

幸せの4因子とは「やってみよう因子」「ありがとう因子」「なんとかなる因子」「ありのままに因子」をいい、当社Well-Being経営でもこれらの因子を意識した取組みを推進)

社員のWell-Being(指標化)

部門別の計測結果を色を分けてレーダーチャート表示

社内部門別 ワークモチベーション

(九州大学・池田准教授、武蔵大学・森永教授「多面的ワークモチベーション尺度(12項目版)」にて計測)

社内部門別 ワークモチベーション

部門別の計測結果を色を分けてレーダーチャート表示

上記計測結果を踏まえた目標設定

Well-Being目標
  2022年度結果 2023年度目標
幸福度(4因子計) +-0.00pt +0.2pt
ワークモチベーション(除、競争志向) -0.09pt +0.2pt

他の企業様にご提供したウェルビーイング計測結果との対比も参考にしています。

計測結果の対比
計測結果の対比

<主な取組み>

1. チーフウェルビーイングアドバイザーが実践する「ウェルビーイング」

(1) モーニングルーティン

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

ウォーキング&マインドフルネス
ゴルフでの早朝出発がない限り、雨の日でも毎日欠かさず継続。

ウォーキング&マインドフルネス

最大の効果は「ACCEPTANCE」
コアバリュー「多様性を認め、お互いを尊重」を支える根底に「ACCEPTANCE」があります。

2. Well-Beingなオフィス環境

(1) コロナ禍を機に、リモートワークを積極推進。

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

<在宅勤務日数の上限撤廃> 7時間/日勤務の場所・時間帯は不問(深夜勤務は不可)

その上で、

<「オフィス」と「自宅」の位置づけを明確化> ⇒ パーパス・コアバリュー実現を加速

自宅
:「集中と自己研鑽の場」
(コアバリュー「不断の自己研鑽」を追求)
オフィス
:「イノベーションを生むコミュニケーションとナレッジの場」

大規模改装を実施

【狙い】
より活発なコミュニケーションで社内の“つながり”を強化し、
社員の社会的健康度を大いに高め、新たなイノベーションで社会の期待に応える力を養う

【コミュニケーションスペース「フォレスト」新設】

コミュニケーションスペース
コミュニケーションスペース

【WEB会議用・1 on 1ミーティング用 フォンブース設置】

フォンブース設置

【感染症対策】【フリーアドレス】
【快適オフィス(ドレスコード廃止etc.)】

グローイングツリー

グローイングツリー

(2) 新設リフレッシュエリア(コミュニケーションスペース)を活用した交流

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

【狙い】

SXの進展に必要な「イノベーション」を生むコミュニケーション・セレンディピティを追求、コアバリューの一つ「多様性を認め」るために不可欠な、コミュニケーション・相互理解を推進

<取組事例>

【その1】

リフレッシュエリアのネーミングを社内公募 ⇒ 「フォレスト」に決定!

<「フォレスト」に込めた想い>

フォレストは「森(Forest)」を意味しますが、「for Rest(休息のための場)」や「for EST("最上級"のソリューション=イノベーションを生み出す場)」として機能させて欲しいと願っています。

【その2】

イノベーションに必要なリラックス&コミュニケーションのため、無料のコーヒーメーカーを設置

【その3】

様々な情報をきっかけにコミュニケーションが広がるよう、インフォメーションボードを設置

コーヒーメーカー&インフォメーションボード

【その4】

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

軽井沢「追分八百屋」さんの産地直送・無農薬野菜&果物を販売&トークショー
畑においても、「多様な」野菜を栽培することで、土壌の「レジリエンス」「サステナビリティ」が維持されるとのお話を伺い、企業も畑も「多様性が強靭度を高める!」と感心。

追分八百屋
追分八百屋
追分八百屋

3. 社員が取り組む「ウェルビーイング」

(1) マインドフルネス

「身体的」「精神的」「社会的」健康のいずれも高める「マインドフルネス」の浸透を図っています。

① 川野泰周先生に来社いただき、ありがたいご説話を賜りました。
 (産業医・産業看護職にもWEB参加いただきました。)

活発な質疑応答が交わされ、予定時間を大きくオーバー。
「3分間×2回/日 & 週4日以上」を目標に日々実践。

マインドフルネス
マインドフルネス

感染症対策を徹底し、リアル会場は定員の50%に限定。
多くの社員はWEB越しにお話しを伺いました。(参加率35%)

【中村顧問と川野泰周先生】

【中村顧問と川野泰周先生】

② 実践をアプリで支援

株式会社NeUのスマホアプリ「ストレスマネージャー」で呼吸瞑想の取組みを支援。(参加率25%)

実践をアプリで支援

出典:NeU社資料

(2) リモートワークも踏まえ、「高い課題解決意欲」「不断の自己研鑽」を支えるWell-Being・健康支援策

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

① 東京大学医学部附属病院22世紀医療センター・松平特任教授の全面的なご協力を賜り、社員の肩こり・腰痛予防を推進

「腰痛」「肩こり」「筋力」「柔軟性(ストレッチ)」対策チラシ

「腰痛」「肩こり」「筋力」「柔軟性(ストレッチ)」対策チラシ

② 運動不足解消

筑波大学・中田准教授との共同研究で、「傾斜計」「活動量計」を活用した「セデンタリー防止」取組を実施(参加率29%)
→ 活動量(平均歩数)が有意に増加することが明らかになった。

運動不足解消

② -2 運動不足解消&コミュニケーション+SDGs

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

毎年恒例のウォーキングラリーは趣向を変えながら実施。 三井住友海上が提供する「ココカラダイアリー」アプリを活用。

この期間は、電車通勤をやめて徒歩通勤に徹する強者も現れ、盛り上がる。

趣向の一つとして、歩数を競うだけでなく、歩数に応じた「SDGs関連団体への寄附」を組み合せ。

寄付先は、ウォーキングラリー参加者の投票によって決定。

2021年度は、「海のサステナビリティ」を保護する「Chefs for the Blue」に寄付。
同社団法人理事長の佐々木氏とも対談。

日本近海の漁獲高は近年大きく減少。
理由の一つが、成魚になる前に捕獲・消費してしまうこと(∵ 稚魚・幼魚が消費者の好みに合う)。
そこで、生産者(漁師等)だけでなく、飲食店(シェフ)、消費者の3者が意識を高める必要があり、そのための活動を推進(寄附を通して、課題を認識し、課題に真正面から取り組む姿勢にも感銘!)。

③ 質の高い睡眠

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

当社学術アドバイザ―である川島隆太氏(東北大学加齢医学研究所教授)指導のもと、社員の睡眠クオリティを高める取組みを実施。社員の習慣を把握し、スマートウォッチを配布して睡眠の状態も計測、睡眠改善に効果的な介入を実施。

社員の習慣を把握

社員向け大規模アンケート

得られた成果をポスターにまとめて社内掲示

得られた成果をポスターにまとめて社内掲示

(3) ワイワイけん玉活動

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

日本けん玉協会員様にも来社いただき、仕事を離れて楽しく交流しつつ、けん玉の技を磨きます。級認定試験も実施して“有級者”も続々。
オンラインで海外拠点とも接続し、貴重な“国際交流”の場としても活用。

けん玉

(4) 働きやすい職場づくり

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

女性のホルモンバランス変化を踏まえた対策のためFlora株式会社のスマホアプリを導入、希望する社員に利用してもらい、セルフコントロールに活用。アンケート内容や改善結果を分析し、更なる改善へとつなげ、当社のお客さまにも提供していく予定です。

働きやすい職場づくり

(5) My Favoriteランチ会

  • 不断の自己研鑽
  • 課題解決意欲
  • 多様性尊重
  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • やってみよう
  • ありがとう
  • なんとかなる
  • ありのままに

一息つける時間に、昼食を食べながら、WEBで気軽に参加し、お互いを知り、交流を深める企画。
単なるランチ会ではなく、予め指名されたプレゼンターが、趣味や特技、最近のTOPIC等を10分弱でプレゼンし、質疑応答。
仕事では見られない意外な一面が披露され、毎回大盛り上がり!
評判を聞きつけた顧問もプレゼンターとして参加、家族愛を披露して、女性社員からの好感度急上昇!

これまでのプレゼンテーマ(例)

「脱出ゲーム」「お酒の話」「ツール・ド・フランス観賞」「千代田図書館の魅力」「嫁にナイショで買ってしまったバイク」「ガーデニング」「ダイビング」「子供のころに戻っていく」「キャンプ」「最近嬉しかったこと」

4. 現状・課題・改善状況を把握

(1) いきいきアンケート

いきいきアンケート
  • ワーク・エンゲイジメントポイントは7.93(19年度) → 8.02(20年度)→7.79(21年度)
  • 仕事の生産性は80.14%(19年度) → 79.67%(20年度)→73.37(21年度)
  • 重点課題としていた身体愁訴(肩こり・腰痛)は改善傾向にあったが、20年度は横ばい、21年度はリモートワークの影響で悪化が見込まれることから、引き続き対策を強化((肩こり・腰痛が)ほぼ毎日ある:21.9%(18年度) → 9.3%(19年度) → 10.3%(20年度))
  • 同じく重点課題としていた睡眠は、横ばいの状況であったが、21年度はリモートワークの影響から改善。高いパフォーマンスには不可欠の要素であることから、より質の高い睡眠を追求する研究・取組を開始(前記)(睡眠時間が6時間未満:56.2%(18年度) → 55.5%(19年度) → 44.5%(20年度))
  • リテラシー向上取組みにおける継続意欲は高い(例:「食事チャレンジアクション:81.8%」)

5. 健康経営の普及推進

(1) 大都市圏以外の地域一体型の健康経営・Well-Being向上に協力

企業の健康経営と地域の健康増進・活性化を並行して進める「Well-Being愛媛」に、同じMS&ADグループの三井住友海上・愛媛支店とともに参画。
対象をお取引企業様に限定することなく健康経営の方向性を確認・再整理、「愛媛モデル」の構築に向けて協力。

https://www.rnb.co.jp/info/well-being-ehime/

(2) 「(一社)社会的健康戦略研究所」の活動に参画

ライフステージに合わせた健康の実現のため、社会的健康度の改善、持続可能な共生社会を目指して活動する「(一社)社会的健康戦略研究所」のミッション・ビジョンに共感し、活動に参画しています。

(一社)社会的健康戦略研究所

社会的健康戦略研究所HPより抜粋