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~国内外の生産拠点の水リスクを評価~
「水リスク簡易評価サービス」を開始

2016年6月13日

MS&ADインシュアランスグループの株式会社インターリスク総研(社長:村戸 眞)は、企業の国内外の各生産拠点における、水需給のひっ迫、水質汚濁、洪水等の水リスクを、拠点の所在地情報から簡易評価する「水リスク簡易評価サービス」を開始しました。

近年、気候変動、途上国の人口増加や産業発展による水需要の増加等を背景として、世界各地で水リスクが顕在化しています。こうしたリスクは企業経営を脅かす可能性があることから、投資家や取引先が企業に対して自らの水リスクを把握・開示し、戦略的に取り組むよう求める動きが加速しています。このような流れを受けてインターリスク総研では、国内外の生産拠点について、水リスクを簡易評価するサービスを開発しました。

インターリスク総研は、今後も、お客様のニーズにお応えする各種リスクコンサルティングサービスの開発・提供に努めていきます。

1. 本サービスの概要

企業の生産拠点の所在地情報から、当該拠点が立地する河川流域に関するリスクを評価し、報告書を作成します。

カテゴリー リスク評価手法
水枯渇 現在の水需給のひっ迫度(水ストレス)に加えて、気候変動シミュレーション、
水源地の保全状況等に基づき、拠点の位置する河川流域の将来のリスク状況を評価
水質汚濁 河川流域の生態系、保健衛生状況、汚濁状況等から、水質汚濁への脆弱性を評価
洪水 ハザードマップ等を基に評価

2. 活用方法

拠点ごとにリスクを評価するとともに拠点間のリスク比較も行うため、企業が優先的に水リスクの対策を行うべき拠点の洗い出しを行うことができます。また、取引先やグループ企業を評価対象とすることにより、サプライチェーンの分析資料とすることも可能です。こうした評価結果は、今後の水リスク戦略や気候変動適応戦略を検討する際の情報として活用できます。

以上

本件に関するお問い合わせ先

株式会社インターリスク総研

事業リスクマネジメント部 寺崎 TEL:03-5296-8913

営業推進部 高井 TEL:03-5296-8919