リスク情報・レポート

リスク情報・レポート / 災害リスク情報

2018.6.1

消火器の正しい選定および管理方法について

要旨

  • 消火器には様々な種類があり、消火メカニズムや効用が大きく異なる。したがって、燃焼物や消火器の種類と特性を十分に理解し、適応する消火器を選定することが重要である。
  • 蓄圧式消火器と加圧式消火器における構造の違いも踏まえて、設置状況、外形、内部および機能等を定期的に点検し、適切に維持管理しなければならない。

1.本稿の概要

消火器は、初期消火を目的として、ほぼ全ての建物に設置されているが、その種類や特徴等について詳細は知られていない。消火薬剤には様々なタイプのものがあり、火災の種類に応じ正しく使用しないと適正な消火能力を得られないことがある。

本稿では、適切な消火器の選定や保守管理のポイントについて述べる。さらに、蓄圧式・加圧式の違いや点検のポイント、旧規格消火器の設置可能期間など意外と知られていない事項についても解説 する。

  • 本稿では、主に普通火災、油火災および電気火災等を対象にして記載する。

2.消火器の種類と特徴

  1. (1) 消火薬剤の性状と特徴
    以下に、消火薬剤の種類別に特徴を述べる。なお、火災においては、燃焼物の種類によって、次の3つに分類される。

災害リスク情報

火災・風災・洪水・地震等の災害に関するテーマについて、わかりやすく解説しています。
(A4数枚、不定期発行)